ソウゾウの源

先日、久々にCD屋に足を運びました。

最近は、何となく音楽を“聴く”トコから遠ざかっていました。

自分が「これ良さそうだな!」と思って、ゆっくり聴いてみようと腰を落ち着けるまでに相当な時間がかかってしまう程、音楽的ゆとりに乏しい昨今。

といっても、実際は仕事上で聴く音楽、その伏線的に聴いておこうと思うモノも含めたら、全くもって“無音”な状況では決して無いのですが…。

そんな“ゆとり(ある意味、創造性という名の意気込み)”も、トリオライブを間近に控えてようやく芽生え始め、自分を鼓舞させるべく今のジャズの雰囲気とは、などと情勢を探るべくお店でモロモロと物色。

d0077319_1813199.jpgで、今回購入したのは、だいぶ前のブログで紹介した秋田慎治さんのCD“moment in life”と、最近ポッと出て来たハクエイ・キム・トリオ(本人はシドニー大学音楽院のジャズ科で勉強して、一昨年帰国し活躍目覚ましい在日コリアン3世です)の処女作“Open The Green Door”、日本の新世代ピアニスト二人の動向を知るべく購入。

もう一枚は、テナーサックスのハロルド・ランドの67年のアルバム“The Peace-Maker”。これはたまたまハクエイさんの隣に並べられていて(“H”の棚ですね)、以前聴いた事のある彼の曲“Ursula(アルバム『ウエスト・コースト・ブルース』収録)”のハードボイルドな世界観&音色を思い出して、即購入。Vibesのボビー・ハッチャーソンとの音色の溶け込み具合も素敵です。

若手二人のアルバムは、さすが最近のアーティストとあって今のジャズ界の技術をふんだんに生かし、小難しさと聡明さを表現した感じ。まさに現代人そのもの…アグレッシブにしてセンシティブ。参考にさせて頂きました。

一方、往年のテナーマンのアルバムは、ハードバップの世界色に塗り固められた作品。昔、アメリカのジャズ事情が、東海岸(NY)と西海岸(LA)とで二分されていた(コードの解釈による演奏形態の違いから)と言えども、音色のみに関していえば彼のそれにはどこか東にも受け入れられるニヒリズム(けむたい摩天楼をバックに一人孤高に吹いている姿…Stingの“Englishman in New York”のPVのように)があるように思えます。


自分で曲を0から作り上げようと、(半ば憔悴気味に)躍起になって疲弊してしまう事もあるけど、これら作者の“音=思い”を聴いての感慨ひとつひとつが、自分の創造(想像)の肥(こやし)になる様な気がして、励みにもなります。


世界観とは…。

ここにもそこにも、
誰の手の中にも、
小さな世界はある筈だけれど、

それを小品としてでも、堂々と外界に現す事の難しさと喜びを、これからも噛み締めていくんだろうなぁ…。


ま、まずは若輩のトリオライブに向けて頑張らないと…。
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by mtyk2sk | 2006-12-04 19:38 | CD


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