ECM

先日HMVのサイトで、輸入版3枚買うと25%オフになるという謳い文句に乗せられて、ついつい3枚一気に買ってしまった。


しかも今回はすべてECMレーベルのモノばかり。


d0077319_12445225.jpgまずは、以前買ったsimple acoustic trioで叙情美たっぷりのピアニズムを披露したポーランドの新鋭、Marcin Wasilewskiが参加している、DrumsのManu Katchéのリーダー作“NEIGHBOURHOOD”というアルバム(写真手前)。

この若手ピアニストを自身のカルテットに起用し、彼をメインストリームに引っ張り上げたと同時に、独自の世界観で魅了するトランぺッター・Tomasz Stankoもこのアルバムに参加。

Manuのドラミングもさることながら、この二人の演奏での音の睦まじさについ耳が傾いてしまいます。そして何よりもピアノが素晴らしい!!

このアルバム、trioでみせた静寂や叙情的な演奏よりも、現在という時流の中での新鮮さ、かつポジティブな音の探求を図る(光を見いだす)感じに聴こえます。ジャズドラミングの中に流れるピアノ音に“芽吹き”だとか“清輝”などという言葉を連想しました。


二番目の盤(写真中央)は、このデビュー作が過去10年間のECMの新人作品の中で最大のヒットを記録したと言われるノルウェーの期待のジャズピアニストTord Gustavsen Trio“Changing Places”

こちらも叙情的なピアニストですが、若干メランコリックになり過ぎるきらいがあります(新盤など他の盤も試聴したけど、メロディアス一辺倒でちょっと退屈…)。

確かに繊細な感性で人気もあるそうですが、Marcin程紡ぐ音自体の潔さを感じられず、ちょっと老けた感じに聴こえました。でも雰囲気は好きだけど…。


そして3番目(写真奥)は、ECM関連で試聴していたら何度も引っかかったMarc Johnson(Double-Bass)の“Shades of Jade”

…この人が亡きBill Evans Trio 最後のベーシストだと、上のリンクのコメントで知ったくらいに全く持って無知でした。でも、そのコメントにもあったけど彼の奥さんであるEliane Eliasのピアノトリオ以外、Joe Lovano のサックス、John Scofieldのギターが入るとあまりECM的感じはなく、ホントただただ渋い一枚。それにしても参加アーティストは豪華。


若い二人の2枚に対して、豪華ベテランの渋い1枚…。


音に同じ透明感を醸し出すのにも、模索している若者の無垢さ・健気さに比べ、やはりベテランのそれはどこか音にどっしりとした落ち着きを感じ、繊細とはいえ完成され磨き上げられたクリスタル的強靭さを併せ持つのか…等と、何となく比較してしまいました。
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by mtyk2sk | 2007-06-01 23:38 | CD


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